当院で行っている検査について
当院では、体の状態を詳しく調べるために、血液・尿などの基本的な検査から、画像検査、心臓・血管・神経の検査、内視鏡検査まで、幅広い検査を行っています。
例えば、こんなことが分かります
- 血液検査・尿検査
貧血、炎症、肝臓・腎臓の状態、糖尿病、ホルモンバランス、アレルギー、感染症の有無などを調べます。 - 心電図・24時間心電図(ホルター心電図)
動悸や息切れ、胸の違和感の原因となる不整脈や心臓の異常を確認します。
日常生活中の心電図を記録することで、通常の検査では見つかりにくい異常も調べることができます。 - レントゲン・CT・MRIなどの画像検査
頭部・胸部・腹部をはじめ、内臓や血管、骨の状態を画像で詳しく確認します。
当院では、短時間・低負担での撮影が可能なCTや、放射線を使用しないオープンMRIを利用し、必要に応じて隣接医療機関の高度な検査機器も共同で使用しています。 - 超音波検査(エコー)
お腹の臓器、心臓、血管などを、体に負担をかけずにリアルタイムで観察します。
しこりや腫瘍、血流の状態なども調べることができます。 - 血圧脈波検査(CAVI検査)
動脈のかたさや血管年齢を測定し、動脈硬化の程度を調べます。
脳梗塞や心筋梗塞のリスク評価にも役立つ検査です。 - 神経・筋肉の検査(神経伝導速度検査)
手足のしびれや力が入りにくい症状について、神経や筋肉の働きを調べます。
糖尿病による神経障害などの評価にも用いられます。 - 内視鏡検査(鼻からの胃カメラ)
食道・胃・十二指腸の状態を調べます。
当院では鼻から挿入する細い内視鏡を使用し、吐き気が少なく、会話をしながら検査を受けることができます。
患者さまに合わせた検査を行います
症状やご相談内容によって、必要な検査だけを選び、できるだけ負担の少ない方法をご提案します。
「この症状で、どんな検査をするのか不安」「検査が必要かどうか分からない」という場合も、どうぞお気軽にご相談ください。
日立製オープンMRI(APERTO Lucent 0.4T)

MRI装置は磁力を用いており、放射線を使用しないため人体への影響がなく、あらゆる方向の断面を画像化することができます。また、オープンMRIは広く開放した環境で検査が受けられるので圧迫感が少なく、狭いところが苦手な方や小児の方にも安心して検査が受けられます。
マルチスライスX線CT装置

40スライス
CT装置は新技術により低線量での撮影が可能で患者様にやさしい装置です。検査はとても簡単で広範囲の撮影が短時間で行え、頭部・胸部(心臓)・腹部(大腸)疾患にいたるまで、全身の診断が可能です。また、大口径の大型寝台は今まで懸念されがちな圧迫感を感じる事なく患者様はリラックスしながら安心して検査を受けていただけます。
画像検査

X線CT装置で心臓を画像化するという試みは以前からありましたが、検査のためには息止め時間が最短でも40秒と非常に長く、患者さんに大きな負担を与えてきました。導入されているCT装置は、世界で初めて心臓の検査(120mmのスキャン範囲)を8秒の息止め時間で可能にした装置ですので患者さんの負担を大幅に軽減することが可能です。また立体像(3次元画像)として撮影部を360度自由な方向から観察することが可能です。
このX線CTを使用することにより、従来の画像診断装置では困難であった無症状の心血管の狭窄(きょうさく:せまくなっている)を早期に発見したり、カテーテル治療(細い管を体内に挿入し、その先端を風船状に膨らませて心血管の狭窄部分を広げたりする治療)のフォローアップ検査装置として期待されています。
超音波診断装置

当院の超音波診断装置(エコー装置)は、高画質で多彩なプローブバラエティと臨床アプリケーションにより、腹部・表在・循環器などの幅広い分野での検査が行えます。当製品はPrecision Imagingを搭載し、超音波画像を形成する信号を処理することにより、組織信号を強調し、生体内組織の境界などの構造視認性を高め、腫瘍部分などがより描出しやすくなっております。
血圧脈波検査装置生理検査

日本人の死因の3割は「脳梗塞」や「心筋梗塞」などの動脈硬化が原因の疾患です。
の動脈硬化を簡単に発見できる方法が、当装置を使用して行うCAVI(キャヴィ)検査です。
仰向けに寝た状態で血圧と脈波を5分程度測定するだけで、動脈のかたさ、詰まり、血管年齢などが測定できます。
あなたの動脈硬化の程度が、CAVI(キャヴィ)検査で解ります。
神経筋機能検査装置

神経・筋疾患の診断に欠かす事のできない検査方法として筋電図検査があります。
筋電図検査には、針筋電図検査と誘発筋電図検査(神経伝導速度検査)に分類されますが、当検査装置は電気刺激を与え、神経や筋線維から発生する生体信号を測定する誘発筋電図検査(神経伝導速度検査)装置です。
主に糖尿病性末梢神経障害や整形外科、リウマチ内科等で患者の神経伝導速度検査を行うことを目的に使用されます。
生理検査

一般の心電図の弱点は実際の記録時間が短い事です。そのため、一過性の不整脈や狭心症をたまたまキャッチできるというチャンスは滅多にありません。そんな短時間しか記録できないという欠点を補うのが超小型24時間心電図(ホルター心電図)です。小型のホルター心電図は24時間心電計を装着して丸1日心電図を撮り続ける検査です。一般の心電図とは違い、24時間連続記録するため、通常では発見されにくい一過性の症状の診断に有用です。
内視鏡検査

通常の口から挿入する内視鏡の場合、患者様にとって、吐き気をもよおす・口が塞がって話ができない・検査後1~2時間は食事ができないといった負担がありました。それに対して鼻から挿入する極細径内視鏡の場合は直径約5.9mと通常の内視鏡の約半分の太さしかなく、鼻に適したしなやかさで、無理なくスムーズに挿入する事が可能です。鼻からの検査はほとんど吐き気をもよおす事もなく、医師との会話もでき、鼻への麻酔も微量ですので、体への負担も軽減され安全な検査へつながります。